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特別受益と寄与分

◆ はじめに
 遺産分割の際に、相続人の誰かが生前に特に得をしていたとか損をしていたということで、不公平だという不満が生じることがあります。
 このような場合には、「特別受益」や「寄与分」の制度により公平な分割を図ります。

◆ 特別受益とは
 特別受益とは、特定の相続人が被相続人から生前に受けた特別な利益のことをいいます。遺贈や結婚、養子縁組、生活費のための贈与がこれにあたります。
 特別受益のある相続人の相続分は、特別受益分を控除した残額となります。

◆ 持ち戻し免除とは
 特別受益にあたる場合でも、被相続人の意思表示により、特別受益を考慮しないものとすることもできます。これを持ち戻し免除といいます。
 争いになることもあるので、遺言などで、特定の相続人に多く利益を与えたいという意思がわかるようにしておく必要があります。

◆ 寄与分とは
 寄与分とは、被相続人の財産形成に特別の寄与をした相続人に、法定相続分以上の財産を取得させることで公平を図る制度です。
長年にわたり被相続人の介護をしたとか、被相続人の事業に従事したというケースがこれにあたります。しかし、扶養義務との境界があいまいだったり、金額を算定するのが困難だったりするため、争いになることがあります。

◆ 特別寄与料
 寄与分は相続人にしか認められません。そのため、被相続人の療養看護に勤めた相続人の配偶者などに財産を渡す場合には、養子縁組や遺贈といった対策がとられています。このような対策がないまま相続が開始した場合には、寄与分を主張することは困難です。
 このような状況に対応するため、平成30年度の民法改正により、相続人でない親族が相続人に対して特別寄与料を請求できることとなりました。
 ただし、特別寄与料も原則として当事者間の協議により決定する必要があります。

◆ おわりに
 いずれの制度も相続人間の公平を図るためのものですが、話し合いで決着しなければ裁判になってしまうというのが現実です。ご家族のために、ぜひ遺言をご活用ください。

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