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情報の非対称性

◆ はじめに
 「売り手」と「買い手」の間において、「売り手」のみが専門知識と情報を有し、「買い手」はそれを知らないというように、双方で情報と知識の共有ができていない状態があります。このような状態を情報の非対称性といいます。今回は、情報の非対称性について確認していきましょう。

◆ 商品の取引における情報の非対称性
 市場では「売り手」と「買い手」が対峙しています。一般には売り手がほぼ一方的に情報を保有し、買い手は十分の情報を保有できないため、ここに大きな情報格差があります。例えばある商品を取引する状況を想定したとき、売り手は商品の品質に関する豊富な情報を所持しています。
 他方、買い手は商品の品質に関する情報をほとんど保有しておらず、売り手からの説明に依存するしかありません。しかし、売り手には商品の正しい品質を買い手に伝えるインセンティブがないため、買い手は商品の品質に関する情報について購入するまで完全には知りえません。
 このように取引・交換の参加者間で保有情報が対等ではなく、あるグループが「情報優位者」に、他方が「情報劣位者」になり、双方で情報を共有できていない状況が情報の非対称性です。つまり、「情報優位者」が「情報劣位者」に対して有利な
取引を進めることが出来ます。

◆ シグナリング理論
 シグナリング理論を提唱したマイケル・スペンス博士は、『学校教育は生産性に何の影響も与えないが、生産性との相関関係があるとすれば、企業が学歴によって労働者を採用することは合理的である。また求職者も高等教育を受けることによって自分の優秀さを示せるため、高賃金を受け取ることができる。企業にとって求職者ひとり一人の能力を精査するのは困難であるため、学歴によって見分ける方が簡単となる。そのため、教育の需要は、良い看板を手に入れようとする欲望によって決まる。教育は、個人が労動市場に送る信号の強度を強めるための投資である』と言っています。つまり、企業は労働市場で求職者一人ひとりの実力を正確に把握するのは難しいため、求職者は自分がどれだけ優秀であるかを積極的に知らせなければならない。そのとき、最も効果的な手段が教育であるということです。

◆ おわりに
 情報過多の現代において、優位な情報を取捨選択し、情報弱者にならないように日々、知識の習得が必要であると考えます。また、人の評価において肩書きなどに惑わされないように、しっかりと人を見極めていきたいと思います。

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