名古屋の税理士法人を母体とした総合経営コンサルティング会社です。

アスクコンサルティング株式会社

経営者に聴く!

FUWA CANDY STORE /
原宿電気商会

店舗写真

「FUWA CANDY STORE」は名古屋大須で綿菓子を、「原宿電気商会」は東京原宿で電球ソーダを中心に販売しているお店である。
土日には行列ができるほどで、特に若い女性に人気がある。
平成28年の5月に1店舗目を開業し、1年もたたずに2店舗目も開店した今勢いのあるお店だ。そんな人気店のオーナーは、実はアパレル業界出身。アパレル業界から、どのように短期間で人気店を2店舗出店することができたのか。
その経緯と秘訣をオーナーの菊池代表に伺った。

アパレル業界からの転身

――以前はアパレル業界で働いていたとお伺いしましたが、なぜ飲食業を始めようと思われたのですか。

菊池 : もともと、アパレルの業界で働いている時から飲食店がやりたいとは思っていました。アパレルなので当然流行があり、自分達の服が流行の時は良かったのですが、流行でなくなってしまうと、とたんに売り上げも落ちてきます。自分達の着ない服を作っていくのもしんどいなって感じて熱が冷めてしまいました。
そこで、元々やりたかった飲食業を始めることにしました。当初、いきなり飲食業を始めるのは怖かったので飲食業の勉強をしようと考えました。当時、飲食の卸の会社に知り合いがいたのでそこに入社してまず飲食業について勉強することにしました。そこで原価の仕組みや新商品の開発の仕組みを覚えることができ、飲食業界の流れが見えてきました。

菊池代表

菊池代表

勝負できないところでは、勝負しない

――平成28年5月にまず綿菓子屋を開業していますが、飲食業の中でも、なぜ綿菓子のお店をやろうと考えられたのですか。

菊池 : ビック綿菓子が中国で流行っているのは知っていて、日本でもこれは人気が出るだろうなと思っていました。
飲食の会社で業界の流れを知っていたとしても、いきなりお金をかけてお店を出すのは怖かったので、一坪ショップで綿菓子屋なら、飲食業を始めるきっかけとしてはイイかなと思って始めました。そしたら、思っていた以上にうまくいきました。 飲食業をやるにも、なるべく在庫をもたないような売り切りスタイルでなおかつ保存のきくものでないと勝負できないなと思っています。 カフェやレストランなどの日々の原価計算や在庫調整が必要になる業態は自分の得意分野ではないし、競合相手も多いのでやらないというのもあります。勝負できないところでは、勝負しないということですね。

ビッグ綿菓子

ビッグ綿菓子

きっかけは従業員の女の子

――原宿の電球ソーダはテレビで取り上げられるほど人気がありますが、この電球ソーダを販売するきっかけは何だったのでしょうか?

菊池 : 正直、僕自身は電球ソーダが売れると思っていなかったんです。従業員の女の子に「絶対売れますよ」って言われて、試しに売り始めたのがきっかけです。以前から電球ソーダの存在は知っていたんですが、その女の子の意見がなければ素通りでした。
それ以来、新しいアイデアがあったら、まずは従業員の子に試してもらい、感想を聞いてから判断するようにしました。だから、僕の趣味趣向は一切ないですね。商品のターゲットと同じ年代の従業員の意見を、本当に大切にしています。 原宿のかわいいお店で働きたいと思っている子も多いので、その子たちが働きやすい環境や、満足できるような店づくり、商品開発を常に意識しています。

大人気 電球ソーダ

大人気 電球ソーダ

インフルエンサーで宣伝

――綿菓子、電球ソーダと立て続けにヒットしていますが、これらの新しいアイデアはどこからでてくるのでしょうか?

菊池: アイデアは、海外のユーチューバーを参考にしています。ユーチューバーは情報が早いので、海外で流行っているものをいち早く日本でやるようにしています。 その中でもユーチューバーやツイッターといったSNSのインフルエンサー(他人に大きな影響を与える人)と呼ばれる人が大事ですね。そういう人がSNSに載せてくれると、一気に広まって、それを見た雑誌やテレビ局が取材にくるという構図があります。
なので、そのインフルエンサーたちが喰いつくようなキワドイ商品を出して行くことが重要だと思っています。インフルエンサーの人たちに無料で商品を提供して広めることもしています。だから、広告にお金をかけることは、ほとんどしないですね。

目を引く凝ったディスプレイ

目を引く凝ったディスプレイ

マネされるのはしょうがない

――店舗での販売だけでなく、綿菓子製造機の卸販売も行っていると伺いましたが、なぜ機械の卸売をはじめられたのですか。

菊池: 綿菓子が流行ってきたら、綿菓子を作る機械を売って欲しいと言う人が現れたので、もしかしたら機械の卸売にも需要があるかもしれないと思ったのがきっかけですね。
電球ソーダも綿菓子もすぐにマネをされると思っていましたし、それはしょうがないと思っていました。 だから、機械の卸売まですべてやれると強いなと思って始めていきました。マネして追随してきた人には、取引先として付き合っていくようにしています。

――機械の卸先は競合相手になっていくと思いますが、どのように対応しているのでしょうか。

商圏が重なる先にはあまり販売しないようにはしています。それに、機械だけを売っても、うまく営業できない方も多いので、ノウハウを蓄積してノウハウごと売っています。
それで地方で強力なお店ができてくれば、ウチも相対的に儲かるかなって思っています。ウチだけが儲かるというのではなくてこの商売をやっている皆が儲かる仕組みを創ることが結果としてウチが儲かることにつながると思っています。

――自身で店舗を増やしていくことは考えていらっしゃらないのですか?

アパレル時代の経験からも、店舗を多く出してしまうといろいろと管理等が大変になるので、あんまり自分で店舗を増やすのは危険かなとは思っています。
だから、卸先とは協力して商品を売っていけたらと思っています。それもあって、個人事業や夫婦でやる週末企業の人とかには、作り方を1つずつ教えてロゴも作ってあげたりと、丁寧に対応するよう心掛けています。

自作のロゴと看板

自作のロゴと看板

卸も考え東京出展

――今後は、お店の展開はどのように考えていますか?

菊池:  大須では、大きいお店を出すことを1つの目標として考えています。創業地でもあり、中国からの輸入も名古屋港に入るので本店機能と卸の拠点としていきたいと考えています。
新しい店舗を出していくのは東京をメインですね。東京にお店があり、そこの支店として他の地域に展開していく方が卸の波及効果も高くなります。それに、やりたい商品が、まだまだあるので、それらの準備は進めています。 商標権や意匠も取って同業者がマネできないようにもしていく予定です。

細部にまでこだわった 原宿店舗

細部にまでこだわった 原宿店舗

おわりに

――最後に同世代の経営者・起業を考えている方へアドバイスがあればお願いします。

菊池 : やらないで悩むのはもったいないと思います。卸先にも失敗するのではないかと起業をためらっている人が多くいます。私の考えでは、日本は起業もしやすく失敗しにくいと思うので、やらないのはもったいないと思います。
もし失敗しても、また真面目に働けば必ず取り戻せると思います。やらずに悩むのはもったいないですね。 自分で動き、頭を使えば、お金をかけずにやる方法はいくらでもあります。それを言い訳にしてやらないのは、やはりもったいないですね。思い立ったら、やった方がいいです。

――ありがとうございました。新しい商品や今後の展開を楽しみにしています。我々ASKも税務だけでなくいろいろな面でサポートさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

インタビュー風景

取材後記

大須と原宿という若者文化の発信の地で、食の流行を生み出し続けている。その背景には、流行に敏感で情報をいち早くキャッチする過去のアパレル業界での経験が活きていた。 情報が溢れる時代だからこそ、その情報を上手く活用して新たな流行を作っている。その中で、お客様や従業員など関わる人すべてを大切に思う菊池代表の人間味も同時に感じさせられた。 今後もきっと菊池代表の手掛けた商品が多くの雑誌・TV・SNSで見られることだろう。

取材担当 中嶋

店舗情報

店舗写真

屋号:
FUWA CANDY STORE
住 所:
名古屋市中区大須3-30-25
合点承知ビル1F
電 話:
052-766-6948
営業時間:
11:00~20:00
定休日:
火曜日

店舗情報

店舗写真

屋号:
原宿電気商会
住 所:
東京都渋谷区神宮前3-20-7
電 話:
03-6434-5074
営業時間:
11:00~19:00

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